今回は、このような方のために、私が実践している「定着する本の読み進め方」をご紹介していきます。
読書が苦手な方も、何か一つでも試してみてください。本に対する向き合い方が変わります。
はじめに
かく言う私も、ほんの数年前までは本を手に取ることすらしない類の人間でした。
そう、典型的な読書嫌いでした。
それがいつの間にか、本屋に立ち寄ることがルーティンとなり、こうして発信するまでになりました。
きっかけは覚えていませんが、
自分にフィットした読書術を見つけたのは、
DAIGOさんの「知識を操る読書術」でした。
本を読むという行為は、活字が苦手な人間からすると本当に苦痛です。
5行も読めずに別のところに気持ちがいってしまいがちなのです。
しかし、活字と向き合うためのステップを幾つか挟むことで、徐々に本に対する抵抗が薄れていきました。
本の内容を受け入れるためには、そのための体制を整えることが大切なのです。
本を読むべき理由
以下のグラフをご覧ください。
これは、大学生協が実施した、全国の大学生の生活実態調査における、読書時間の推移を表したものです。
デジタルデバイスの普及とともに、紙の情報に触れる機会は自然と減少しています。
ではそもそも本を読むべき理由とは一体何なのでしょうか?
他人の経験をお金で買うことができる
読書感想文は誰もが書いたことがあると思いますが、大概の方はさぞかし苦労したことでしょう。
そのことからわかるように。本を書くことは、それなりの知識や経験がないとできません。
つまり、世に出ている書籍は、作者の人生のうちそれなりの期間を費やしたものと考えて良いのです。
書いている内容を実際に体験したり発見するには、同じかそれ以上の時間を費やす必要があります。
という事は、本を読むことは、他人が何十年もかけて得た知識や経験を、たかだか1日足らずで得ることができてしまう訳です。
「時は金なり」とは言いますが、賢い人は時間をお金で買っています。
文章力がつく
文章力を上げるためには、文章を書く量を増やす必要があります。
そして文章を書くためには、それだけの文章に出会わなければ文字を書くことはできません。
本を通した活字の習得は、文の構成や流れ、言い回し等、自身の文章力アップに大きな影響を与えます。
また、語彙力の向上も読書を通して得られるものの一つです。語彙力の表現の豊富さが、社会人としての知的な第一印象を左右します。
準備時間の短縮
何か事前に資料を準備する際、その分野についての事前知識がある場合とない場合とでは、作業効率が大きく変わります。
幅広い分野の教養は表面のさわりの部分を知っているだけでも、その後の理解の速さに大きく影響します。
本を読む習慣をつけることで、読書にかける時間の投資が、結局は余剰時間の確保につながるのです。
頭に残る本の読み方のコツ
まず目次に目を通す
最初に行ってほしいことは「目次に目を通す」という事です。
本を購入したあなたは、大なり小なりその本を読む目的をもって購入したはずです。その目的地がどこにあるのかを、目次でまず確認しましょう。
そのステップをはさむことで、知りたい情報はどのあたりにあるのか、それまでの省の説明は何のための補足なのかを頭の中で整理することができます。
こうすることで「読んでいるうちに飽きてしまった」なんてことが起こりづらくなります。
全部読まなくても良い
目次で知りたい情報を確認したあなたは、いよいよ本を読み始めることでしょう。
しかし、決してすべての本を1ページ目から読む必要はないのです。
あなたが今まで読んだ本を他人に説明する際、本のすべての内容を話すことができますか?
多くの人は、それは難しいことだと思います。
つまり、本を読む人の多くは掲載されているすべての情報を必要としている訳ではないという事です。(本を深く読み進める「深読」と呼ばれる読み方はこの限りではありません。)
このように考えると、全部読まないとモッタイナイという考えも、少しは見直すことができるかと思います。
全て読まないことで、結果的に多くの本に触れあうことができ、より深い学びを得るパターンもあります。
スキマ時間を設定する
「今日はどこかで本を読むぞー!」
と言って本当に読む人はそもそも読書嫌いではありません。
自由に設定できる時間の中では、人は楽な方へと流れてしまうのが常です。
読書がまだ習慣づいていない人は、半強制的に読むタイミングと時間を設定してあげると、自然と読み進めることができます。
例えば、朝の通勤時間の15分、夜横になる前の15分といったように、終わりを決めることで、緊張感をもって読書に臨むことができます。
それを継続させることで、歯磨きと同じように習慣化させることができます。
読んだ内容をアウトプットする
読んだ内容は、すぐには自分中には定着しません。内容を覚えているうちに一度発散させ、アウトプットの時間を作ることが大切です。
学校の試験勉強でも、問題演習のが最も頭を使うように、人間の脳は。インプットとアウトプットの比率が3対7くらいの時に、最も記憶に定着すると言われています。
本もただ読むだけでは「英単語帳を眺めている」状態と同じです。そこから自分で脳内の記憶を探して見つける作業を行うことで初めて、「覚える状態」を作ることができます。
アウトプットの具体的な方法としては、
- SNSで簡単な要約、感想を述べる。
- ブログで書評・感想記事を書く
- 読んだ内容を他の人に話す
といったことが挙げられます。
本ブログでも、いくつか書評記事を書いています。
書評記事を通して、本の内容はかなり頭に残るようになりました。
読書が継続できる本の選び方のコツ
ここでは、読書が捗るオススメの本の選び方をご紹介します。
読書が捗るアイテムも沢山あります。こちらの記事で紹介しているのでご覧ください。
自分のステージに合った本を読む
読書ビギナーの人がいきなり哲学書のような専門書を手にとったとしても、そう簡単には理解できないでしょう。
自分のこれまでの読書量と照らし合わせて、読書スピードや読解レベルに合わせた内容の本をまずは読み進めることです。
冊数が増えるにつれて、自然と自身の読書レベルも上がっていきます。
興味のある分野の本を読む
当たり前と言えばそうなんですが、何を読んでいいか分からない時は、とりあえず最も身近な分野を選んでおけば、抵抗なく内容に入ることができます。
そこから少しづつ派生させていくことで、ゆくゆくは広く深く教養を得ることにつながります。
人がすすめる本を読む
意外とおすすめの本の選び方です。
他人が進めるという事は、その本の内容を知っている人が満を持してオススメしている本です。
それが有名なインフルエンサーであっても、本の中で紹介されているもの出会っても、その信頼性・信憑性は高いです。
あなたを知っている身近な人であれば、尚のこと信用できるでしょう。
あなたにとっての良書に出会える近道と言えます。
同じ分野の本を続けて読む
例えば「お金」をテーマに定めて本を選ぶのであれば、その月はその本だけを読み進めても構いません。
読んでいくにつれて、知っている前提条件が増えてきて、読むスピードも理解度も圧倒的に向上します。
私は月に2つのテーマを決めて、それに沿ったジャンルの本+直感でこれだ!と思った本だけを選ぶようにしています。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
読書は、捉え方によっては体の健康管理に並ぶ最も有効で手軽な自己投資です。
自身の教養と今後の人生の可能性のためにも、早いうちからぜひ読書に対するハードルを下げておきましょう。
今回の記事はDAIGOさんの「知識を操る読書術」を参照しています。
興味のある方は手に取ってみてください。